外はすごい風。台風が接近?しているようだ。
日本は地震と台風が多いらしい。台風と言えば・・・・・
またまた30年も前の話だ。あれはたしか・・・・・
「アンデルセン物語」の公演の時だった。前日から大阪に入り、準備をしていた。
夕食を済ませ、早めに宿舎のホテルに戻った。部屋に戻り、TVを付けて驚いた。
台風の影響で、各高速道路が通行不可になっている。
公演の道具や衣装を乗せたトラックは、今夜到着の予定なのだが・・・
数時間後部屋の電話が鳴った。なんだか嫌な予感がした。
トラックが立ち往生して、動かないらしい。明日は中止か?
東京から連絡が入り、衣装はなんとか降ろして、タクシーで運ばれてくるらしい。
高速道路上で衣装だけ荷降ろしをしたらしい。大変な作業だ。
さぁ大変。道具が一切ない。知恵を使って手配開始。
私は自分が使う荷車の制作。日曜大工だ。
昔照明などない時代は、ローソクを舞台上に並べていたと聞く。
本物の動物、例えば・・・馬や犬、羊や山羊なども舞台に出ていたらしい。
その時代の苦労を味わった。
なんとか上演できる形にはなったものの、学生演劇にも及ばない。
大きな舞台にセットがなにもないのだから。
一番悩んだのは・・・この日を楽しみに来ている子供たちへの説明だった。
舞台前に飛び出して行き、状況を説明しなくてはいけない。私がその役だった。
いまから何が始まるか期待している子供たちに・・・・・正直に話した。
台風で道具や衣装を積んだトラックが着かなかった事を。すると何人かの子供たちが、
「がんばれ!」 「大丈夫やでぇ」と。 ウッときた。
子供たちから力を貰って、オープニングの歌が始まった。
ようこそみなさん やぁこんにちわ~ ・・・・・・・・・・
ライトに音楽用意はいいか 道具も衣装も支度はいいぞ~・・・・・・
この日は凹んだ。
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