トランポリン

先週のつづき

 

教育実習生の先生 パートⅡ

トランポリンの得意な先生が体操部にやってきた。

なぜか学校にはトランポリンがあった。

とりあえず地上で空中姿勢の練習から始まったのだが、宙返りのやり方は

ゆか運動と同じなので・・・まぁとりあえず聞くことにした。

見本を見せて頂いた。たしかに高さはそうとう高いが、空中姿勢は基本的に同じだ。

 

とにかく一人一人やってみることになった。

最初はバランスを取るのが難しく、真っすぐ上に跳ね上がれない。

熱血漢の先生が、「怖がるな!」と叫ぶのだが、だれも怖がってはいないのだ。

そなうちに慣れてくると、だんだん楽しくなってきた。

鉄棒で二回転宙返りをするには、車輪のスピードや、体の撓りや、手を離すタイミングや

着地のことまでを考えなくてはならない。しかしトランポリンでは、ただ回って降りてくればいいのだ。

ダブル宙返りの感覚を掴むのには、とてもいい練習だった。 が・・・しかし・・・

 

先生はひじょうに喜んでいたのだが、私たちは思わぬスランプに陥った。

トランポリンでは、自分自身の跳躍力に加え、バネの力で空中高く舞い上がる。

いったんトランポリンから降りると、足がだるくなりガクガクして体操の練習が出来ないのだ。

マット運動の宙返りが狂いだした。

マット運動での宙返りは、タイミングと、腕の引き上げと、跳躍力がうまくかみ合って成功する。

 

教育実習の先生は、「みんながトランポリンを経験したことによって、この先の体操競技にも

きっと役立つはずだ」と、自信満々だったが、少々ありがた~だった。

 

こんな経験を踏まえて、いよいよ私も教育実習に臨んだ。

 

大学四年生の秋。母校の中学に行ったのだが・・・

それは次回に。

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