朝刊を読んでいると、ある記事が目にとまった。宮崎県の口蹄疫に関する記事だ。
口蹄疫に負けず「進め、進め!」
何処かで耳にしたことがある言葉だ。記事を読んでいく間に思い出した。
以前書いたが、九州公演の時、反響板に激突したり、声が突然でなくなったり、
舞台装置が本番中に壊れたり、アクシデントが重なっていた。
宮崎公演終了後、居酒屋さんに先輩と食事に出かけた。すると・・・突然
「今日観ましたよ。」 お店の方から声をかけられた。お店のご主人だった。
「ミュージカルを初めて観ました。楽しいですね。でも大変ですね。」と。
まだまだ未熟だった私が、思わず愚痴をこぼしてしまった。
すると御主人が、宮崎県の話しをし始めた。
「知ってます?宮崎は開拓の地なんですよ。大正時代に武者小路実篤さんが仲間と一緒に
来られて、日向の山中に住んでいたんです。畑を耕し、若い人たちを励まし、村人と交流を
深め、日本初の文庫本を作ったんですよ。」 定かではないが、こんな内容だったと思う。
失敗つづきの私にかけて頂いた言葉がある。
「進め、進め ですよ。」
新聞記事によると、開村3年目に母屋が焼けたそうだ。その時に落胆する若い仲間に・・・
「家が焼けた!。それもいいだろう。新しい家がたつ。進め、進め。」
「しなければならないことを、片っぱしからしろ、忠実に。進め、進め!」
あの時ご主人は、進め、進めを私に連呼して下さった。
きっとご主人もつらい時期がおありだったのだろう。
サッカー日本代表も、今まさに 進め、進め!だ。
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