学閥

またまた日本の代表が交代した。

政治の世界ではよく「派閥」と言う言葉を耳にする。

いい方に解釈すれば、同じ考え、方向性を有する人達の集まりだ。

同じように、「学閥」という言葉も耳にする。

体育教師をしていた時に、この「学閥」なる言葉を初めて耳にした。

 

ある日その年のバスケットの授業内容の打ち合わせがあった。

バスケットのルールをどんな授業内容で進めるか。

ゲームを主としてとか、小テストをしてからとか、審判資格を取る為の資料を題材にとか・・・

突然、「広瀬先生どう思う?」

「はぁ、・・・授業内容は統一しなくてはいけませんか?要は生徒に正しいルールを・・・」

一斉に(といっても4人の先生だが)睨まれた。

「バラバラな内容は混乱を招きます。先生によって教え方が異なるのは困ります。」

???????

「生徒達が、楽しく興味を持ってルールを覚えてくれればいいと思うのですが・・・」

火に油を注いだようだった。そしてピシャリと・・・

「広瀬先生の大学では・・・あぁ・・・ 私たちの大学閥にはそんな考え方はありませんから。」

のん気な私は意味がよく理解できなかったが、後日友人の体育教師に聞いてみた。

「体育関係は、日体大出身の考え方と、教育大出身の考え方に分かれているんだよ。

まぁ、学閥ってほどでもないけど、教育方針がだいたい決まってる。」

「へぇ~ バスケットのルールはどこで学んでも同じやろ?」

「たしかに。しいて言うなら・・・スタイルの違いかな。」

 

私は私なりの授業をすることにした。

全員が一度は審判をすることにし、ゲーム主体で楽しく授業を進めた。

違反があった時点でゲームを止めて、内容を確かめるという方法で。

めったに起こらない違反を私がゲームに参加して、わざとファールしたりとか。

けっこううまくいったと思っていたのだが・・・・・体育主任に一言言われた。

「ゲームはいいですが、しっかり準備運動をして下さい。それと、先生があまり夢中に

ゲームに参加しないように。」と。 どこで見てたんだろう。

 

演劇にも多少学閥はあるかもしれないが、共通したルールのようなものは、

あまり存在しないのが救いかもしれない。

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