今演劇界がざわざわし始めている。
「劇場法」
先日、演出家協会関西支部の会合に参加したときにも、問題になっていた。
全国にある公文協の劇場に関する法整備だ。 賛否両論。
日本の演劇文化は、そもそも民間劇場で発展してきた。公共ホールにおける自主事業は、
だいたいがパッケージでの買い取り公演が中心だった。
自主製作で優れた作品を提供し始めたのは、たぶんバブル時代の頃だと思う。
私も民間劇場に勤務していた時に、自分がてがける作品を様々な国の助成制度を活用
しようと試みたが、すべて否定された。
一番の問題は・・・ 赤字公演でなければならないのだ。
まぁたしかに税金を使うわけだから、理解できないわけでもないのだが・・・・・そこで・・・
良質な作品をお客様にてごろな値段で見ていただくために、ある提案をした。
演目によって異なるが、劇場自体を5000円劇場にしてしまおうと。
公演自体は赤字になる。しかし地域での文化発展のために協力するのだから、
年間を通して劇場に助成をお願いしてみた。
まぁ結果は明らかで、民間というだけでボツ。
結局民間劇場は、企業の広告の一部だったり、オーナーの情熱に左右されたりしながら
運営されてきている。
公共ホールと言えば両極端あって、お役人が作業として運営されているところと、演劇や
芸術に理解を持って積極的に取り組んで運営されているところがある。
この法案に関しても、日本の文化を国として取り組むという考え方と、芸術に政治が介入
する事への不満とがぶっかっている。
デンマークでは、国が積極的にいろんな文化芸術活動を援助するシステムが出来上がっている。
今年の秋には、民主党政権下で劇場法は成立するかもしれない。
全国の公のホールに(選別はあるらしいが)予算が組まれ、任命された人が年間の演目を
決定して、みとめられれば支援、助成を受ける事が出来るらしい。
問題はたぶん・・・その基準内容だと思う。
昔からだが、何が芸術で、何がそうでないのかは、線引きできるものではないような気がする。
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