桜といえば思い出す場所がある。
千葉県 習志野 総武線 津田沼駅
1981年4月8日~5月13日 まで、全国公演に出かけた。
初日が津田沼駅前の会館で、改札口を出て歩道橋を渡ると、そこに満開の桜が。
前年の80年に初舞台を踏み、9月15日~12月20日までの超長旅に出たが、
途中ぜんそくになり、10月末にあえなく降板。苦い思い出がある。
二回目の旅公演だ。
千葉県 習志野をスタートし・・・・・
甲府、新潟、金沢、京都、名古屋、大阪、博多、小倉、広島、岡山、高松、神戸、
浦和、秦野、山形、仙台、旭川、室蘭、札幌、磐田、横浜、清水、立川 全25公演
「全国旅ができていいですね。」と、よく言われるのだが、実は駅と宿と劇場しか覚えてない。
旅公演中のスケジュールは・・・ 前日の公演地から移動。そしていくつかの班に分かれて
ごあいさつ回り。開演3時間前には劇場に入り、アップとリハーサル。そして本番。
終演後は舞台のバラシを手伝い、自分の荷物をボテ(柳行李)に片づけ、夜のお付き合い
に出かける。深夜に開放されて、やっとホテルに戻ってくる。それの繰り返しだ。
唯一の楽しみは、次の公演地が遠距離の場合、一日移動日がある。
途中東京に戻れる日が何日かある。私も自宅に帰ったのだが、ドアを開けてびっくり。
すごい臭いがする。急いで雨戸を開け・・・足元を見て・・・畳がカビだらけに。
台所から異臭がする。いつも旅に出る時は掃除をして出かけるのだが・・・
じゃがいもから芽がはえている。怖々と冷蔵庫を開けると・・・ 野菜が腐っていた。
??????? よ~く見ると・・・ コンセントが抜けていた。ひぇ~。
たぶん出かけに間違えて抜いていってしまったのだろう。
旅公演には旅公演手帳がもらえる。いろんな情報が書いてある。
そのひとつに移動手段、交通の欄がある。
(急)アルプス5号 (特)とき20号 (特)はくたか 宇高フェリー (特)つばさ
(特)月山 (特)ライラック8号 等など 懐かしい名前だ。
東北、上越新幹線がない時代だ。もちろん、東海道ものぞみなどなく、ひかりかこだまだ。
話をもどそう。
習志野の桜を見て、「今年はこれが見納めか。」と。西に向かって進むのだから、
「もうゆっくりみれないなぁ」と思っていた。
五月に入って北海道公演のため、旭川に向かった。旭川空港の上空にさしかかった時、
眼下には一面の桜が咲いていた。美しい眺めだった。
その日は北海道の夜桜をゆっくり堪能した。
今年は例年になく長く咲いている。週末あたりから、一斉にはなびらが舞い始めるだろう。
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