名画劇場 パート2

皆さま、こんにちは!

師走ですね~。本当に一年がたつのは早いものです。

 

2009年、皆さまはなにか発見をされましたか?

私はつい最近発見したことがあります。

 

「脚本は頭で書くな。胸で書け」

 

...おおーっ!と言ったのは私だけですね、たぶん(笑)

でも、これは私にとって、コロンブスが新大陸を見つけた的な、大発見なのです。

というわけで、胸で書く練習をするために、「名画劇場 パート2」をはじめさせていただきます。

 

 

 タイトル「一度目の説教」「二度目の説教」

 

 

 

 

 

 

少女「まったくイヤになっちゃうよ。ママったら説教が好きでさ、あたしの気持ちなんか全然わかってくれないの。みんなと一緒に歌を歌わなかったからって、幼稚園から帰ったと同時にこれだよ。コートも脱がせてくれない。あんなダサイガキどもと同じことやってられますかっつーの。

あんまりつまんないから、昨日の説教の途中つい居眠りしちゃった。そしたら今朝の朝ごはん、ピーマン5倍の刑だよ。そのうえ、昨日とおんなじ洋服で幼稚園に行かされたんだよ。最悪じゃない?ま、ママの目を盗んで帽子だけはかぶって行ったけどね。じゃないと、お泊りでもしたんじゃないかって、彼氏に疑われたら面倒だもん。

え?彼氏?いるよ。うん、すっごく可愛い人。少年の心を忘れないっていうか。

はじめてのお弁当の時、彼トイレ我慢できなくなったみたいで、オシッコ漏らしたんだよね。うん、ちょっと、ほんのちょっとだけだよ。あたし可哀そうになって、こっそり先生に教えてあげたの。もちろん誰にもわからないようにね。そしたら彼こう言ったの。「大きくなったら結婚しよう」って。男って、ダメなところを受け入れてくれる女に弱いのね。

ま、見た目もハンサムだし、まいっか、と思ってつきあうことになったけど、ほんとに結婚するかどうかはわからないよ。あたしもまだ若いし、できるだけ条件の選びたいもん。

あ、やっとママの説教終わりそう。韓流ドラマの時間か。ホント、反省したふりすんのも大変だよ。

ま、いろいろ邪魔くさいけど適当に頑張るわ。うん、お互い身体には気をつけよう、天国のおじいちゃん!」

 

 

 

 

 

タイトル「家族の集い」

 

 

 

     青年が登場する。

 

青年「ちーっす。遅くなりました!すいませ~ん、皆さんもうお揃いだったんです ね。悪い悪い」

 

     一同、ぎょっとしたように青年を見る。

 

母親「ちょっとあなた!なんなんですか、その格好は!」

青年「え?海水浴に行くんじゃないの?」

母親「ごめんなさいねえ、非常識な息子で、ほんと皆さん、ごめんなさい...」

叔母「いいのよいいのよ。子供のころから、ユニークな子供だったもんねえ、タカシ くん」

青年「えー、アロハシャツに短パンってそんなにいけないかな...」

妹1「何その足元?」

青年「ビーチサンダル?海水浴だから」

妹2「その手に持ってるのは?」

青年「白鳥のうきぶくろ?海水浴だから」

妹たち「お兄ちゃん、さいてー」

青年「だって、楽しい方がいいと思ったんだもん!」

母親「ほんと、情けない!」

青年「だって」

父親「タカシよ」

青年「え、なになに?お父さん」

父親「聞いてなかったのかね。今日は伊集院財閥の御曹司、伊集院宗平さんのご招待で海辺の別荘に行くんだよ」

青年「え?海水浴じゃないの?」

父親「(怒鳴る)海に行くとは行ったが海水浴に行くとは一言も言っとらん!!」

叔母「海辺でフランス料理のランチをいただくのよね。素敵なご招待!」

父親「宗平さんにはご兄弟もいらっしゃってね。表向きはランチだが、実はユウコ、ヨシコの縁談も兼ねているんだ。お前のせいでもしユウコとヨシコが嫁に行けなくなったりでもしたら...」

青年「わかりました!お父さん...僕は行きませんよ」

父親「そうしてくれると助かる。母さん、息子は死んだことにしておこう」

母親「そうですね。しかたありませんね」

妹1「じゃ、お兄ちゃん、留守番頼んだわよ」

妹「いってきま~す」

叔母「ごめんなさいねタカシくん。そうだわ、ごちそう、タッパーにつめて持って帰ってきてあげるから」

青年「いいですいいです。僕のことは気にしないで。いってらっしゃ~い」

 

 

    一同を乗せた車が走り去る。

 

 

青年「あーあ、ヒマだなあ...海水浴にでも行ってくるか」

 

 

(付記)

 

前回に続き、絵から想像した台詞を書きましたが、難しいです...。

 

ちなみに一枚目の絵は、ジョン・エヴァレット・ミレイというイギリスの画家が、1863~64年に描いた作品です。

私は左を「初めての説教」で右を「二度目の説教」だと思っていたのですが、実際は逆で、右が「初めての説教」、左が「二度目の説教」だそうです。

緊張して神父様のお話を聞いていた少女も、二度目はついうとうと...という絵だそうです。冒涜してすみません!

 

二枚目の絵は、フレデリック・バシールというパリの画家が1867~1868年に描いた作品です。これは、葡萄栽培業を営んでいたバシールの実家の人々の様子だそうです。

将来を期待されていたバシールでしたが、29歳の時に自ら志願した普仏戦争で命を落としてしまいます。彼は友人思いで心優しき愛国者だったそうです。

ああ冒涜して、本当にすみません!

  

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