ボツ企画

政権が交代して、毎日政治のニュースがながれる。ニュースのトップはどの局も仕分け作業風景だ。
机を四角く並べて、討論?質疑?が行われている。 どこかで見た風景なのだが・・・・・そうだ。
 
1957年生まれの私は、以前自分の生まれた年がどんな年だったか調べた事がある。
さだかではないが、中学生の夏休みの課題だったかもしれない。
その年のアメリカで公開された映画に、「12人の怒れる男」があった。その映画がたまたま上映されていた。
親には内緒で大阪に見に行った。
今日本で行われ始めた、「陪審員制度」の映画だった。主演は ヘンリー・フォンダ
12人の陪審員達が四角く並んだ机に座って、討論を交わす。まさに仕分け作業のあの風景だ。
 
1990年 三谷幸喜さん率いる 東京サンシャインボーイズが、「12人の優しい日本人達」を上演した。
興味津津見に行った。もう大爆笑!  参った!!!
「12人の怒れる~」も「12人の優しい~」も、俳優としては出演してみたい作品だと思う。
大抵は主演がいて作品を引っ張っていくのだが、この作品は12人すべてが重要で、個性が必要とされる。
こんな作品を「手掛けたい」と思った。その時頭にある考えが過った。
「関西人で上演したら・・・芸人さんを・・・」
早速 企画書を書いた。そして無謀にも、Y興業さんにコンタクトをとった。
後日連絡を受け打ち合わせに出向いた。そこで聞かされた事が・・・
 
「面白い企画で前向きで検討してきたのですが・・・」
「はい。何か問題でも?」
「実は・・・○○師匠が・・・ 『毎回おんなじことばっかりやれるかい!』と。」
「はぁ・・・」
「『芸人はな、おんなじ漫才のネタでもその日の客の顔みて、つかみやテンポを変えるんや。へたしたら、
落ちまで変えてでも笑わさなあかんのや。』」
加えて・・・
「『芸人はな、みんなライバルや。自分が一番目立ちたい。下手したら、潰し合いになるで。』」と。
「餅は餅屋」ということらしい。残念。
ただ、「面白い台本やね。」と。 少しすくわれた。
 
このとき「奇をてらった作品づくりをするのは、十年早い」と悟った。
でもどうしても諦めきれずに、後年違う企画をたちあげる事になる。
 
次の機会に。(N川さんとF山寛美さんの企画) 乞うご期待。
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