習うより・・・

年に4回会社の会議でのお仕事をお受けしている。
その会社は転職組の方が多く、いつも前職の話になる。 私の前職は・・・?
 
大学卒業後・・・
配膳会(アルバイト)・劇団四季・保健体育教師・宅配便セールスドライバー・イベント会社
スポーツクラブフロント係・劇場プロッデューサー・会社、劇団設立
おかげで沢山の人達と出会った。しかし、長続きしなかったというのが本当のところだ。
思い出話しばかりで・・・ 今回も・・・
 
「目から鱗」 私の場合は 「耳から鱗?」 いや「耳を疑う」が正解かもしれない。そんなお話し。
 
大学生の頃、日本バレエ協会からお仕事を頂いた。たぶん・・・「コッペリア」だったと思う。
バレエダンサーとしてではなく、ただ突っ立っているだけのエキストラとしてだ。
二つ返事で、「出たいです」と。日本を代表するあの・・・ 
森下洋子さんの舞台だったからだ。しかも、上野文化会館。
当時音楽関係の人達は、中野サンプラザホール 芝居関係は、帝国劇場 勿論 武道館や日生劇場も・・・
あぁ ちなみに大学の卒業式は、武道館だった。なんたって卒業生が、二万人もいたのだから。
 
話しが横に逸れた。
 
第一幕の終盤だった。コールド、第三、第二、第一ソリストと順番に踊っていく。そしていよいよ・・・
プリマ 森下さんが登場。 踊り始めて間もなく・・・ ?????
「何かがちがう。なんか変だ。」と身体が言っている。 そして・・・
「えぇ~ うそ~ そんな馬鹿なぁ!!!!!!!!」
目の前で踊っている森下さんの、トウシューズの音がしないのだ。いや、聞こえてこないのだ。
あの独特な「コツコツ」という音が。他のダンサーからは聞こえてくるのに・・・
無音ではなかったと思うが・・・ また、特注のシューズだとも思うが・・・
全神経が耳に集中した。
本当は真っすぐ前を向いていないといけないのだが、目ん玉だけは森下さんの足元を追う。
「ウォー」やっぱり音が聞こえてこない。身体中が熱くなった。
 
それ以降バレエのレッスンの時は、足音を意識するようになった。
 
私は元来、頭脳派?理論派ではないと思っている。どちらかと言えば、感覚派?肉体派の部類だ。
ある日バレエの先生に、突然脇の下の肉を抓られた。しかも両手で痣が残るほど。
「背中を使いなさい!」と。
またある時は、足の甲を思いっきり踏まれた。
「つま先を伸ばしなさい!」と。
お腹もお尻も引っ叩かれた。
 
話しを戻そう。
 
この世界ではよく、「習うより盗め!」と言われている。だが私は盗んだ意識がない。
自分の経験から私は 「習うより感じろ!」と言っている。
 
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自ずから感じて演じる・・動く・・・難しい・・でも実は簡単なのかもしれないって思います。自分がシンプルになれれば。。。(それが難しい^^:)

  
 役作りを考えたり、演技プランを練ったりする事は大切な事なのですが、結局最後は
その人の物の考え方が大きな要素になります。「役に生きる」はきれいな言葉です。
初舞台の「コーラス・ライン」を見に来た友人が、「広瀬 いい作品に出れてよかったなぁ」と。とても嬉しかったですよ。ナチュナル、ニュートラルでいることはそんなに難しい事ではないですよ。頑張って! 取りあえず、汗をかく事を進めます。

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